外から帰って靴を脱ぎ(散らかし)、ダーッと部屋の中にダッシュ。
大好きなぬいぐるみを抱きにいったり、絵本を開いたり。
「手を洗って!」
コロナ禍の今はなおのこと、すぐに手を洗ってほしいですよね。
なかなか手を洗いに行ってくれない子供にイライラ。わかります!
本日の記事では、我が家が解決に取り組んだ内容を共有したいと思います。
解決のヒントになれば幸いです。
お子さんの特性がハマれば、イライラの解消間違いなし。(この件では)
~当ブログの簡単なご紹介~ 3年間子育てに真剣に取り組んできて、問題にぶつかるたびに悩み、試行錯誤をやってきて、 職業であるコンサルタントとしての考え方との類似点を多く見つけたもこみっけが、 これまでに悩んだこと、学んだこと、実践してみたこと、気付いたことを書いていくブログです。
一番頑張っているのはもちろん言うまでもなく息子自身ですが、
そんな息子も日々壁に挑み、成長中。あくまで成長の指標として、現在のIQは170とのこと。
ぶつかった壁を赤裸々に書いていくことで、読者の皆さんとの交流を通して、 私の家族も含め、多くの家族にひとつでも多くの笑顔が増えたらいいなと思いながら書いています。
この記事はこんな同志に読んでほしい!
- 帰ったらすぐに手洗いしてほしい
- 子供が帰ったら手を洗わずに遊び始めてしまう
- 怒っても何しても子供が手を洗いにいってくれない
- 何度言ってもなんで分かってくれないの・・・?
「大事なことだからやるべき」と言い続けていればいいのか?
「外で遊んだ手にはバイ菌が付いているんだよ」
「だから洗おうね」
その他にも「今、新型コロナがね・・・」
「だから洗おうね」
息子の気持ちが乗りさえすればいそいそと洗いに行ってくれますが、まぁ勝率は低い低い。
そりゃあそうですよね。イメージできませんもん。そんなこと言われても。
私「手洗わないとでしょー?」
息子「新型コロナー?」
いろんなところでそうやって言われるもんね。
だから大人がどうしてそう言っているのかの想像はできるんだよね。
だけど、それが何かも実感させてあげられてないし、
実感させられてないから「手洗い」との因果だって納得できるわけがないよね。
それに「新型コロナが流行ってるから手を洗う」は一見正しいけど、
新型コロナが収束したら手を洗わないわけではないから正確ではないですし。
「家帰ったあと、何するんだっけー?」
私「お靴脱いで、ヘルメット脱いで、ジャケット脱いでー?」
息子「手洗い!」
私「いえす!!」
扉「ガチャ」
息子「ダダダダダーッ!(靴を脱ぎ、部屋の中にダーッシュ!)」
私「・・・orz」
私「あれー?次は何をするんだっけー?」
息子「手洗い!(絵本読んでる)」
私「くぅー!」
息子は分かってる。分かってるけど、やらない。
そりゃそうですよね。
私だって宿題をやらないといけないのは分かってるけどやりませんでしたもん。
早起きすべきだって分かっていても継続できませんもん。
やるべきことがわかっていることと、
やるべきことをやることは別次元の話ですよね。
「わかる」と「やる」を分けて考える
「わかる」は頭で理解すること、「やる」は習慣
自分が子供のとき、いや、大人になってからでさえ、
分かっていることとやることは全く別物なのだから、息子も同じはず。
なので、「やるべきだ!」と伝えてやってもらえないからとイライラするのは違いますよね。
そう思い至った私は「わかる」と「やる」を切り離すことにしました。
では、「やる」とは何なのか。
強制であれ、気まぐれであれ、好奇心であれ、チャレンジ精神であれ、
初めの数回は何かの力が加わればやってくれるでしょう。
だけど「自ら毎日必ずやる」レベルの話になるとそれは「習慣」です。
自分にとって当たり前だからやる。
裏を返すと当たり前になるまでやり続けなければやらない。
もう少し大きくなれば自分自身の意志でやり続けることもできるでしょう。
でも今はまだ3歳。
自分自身の意志でやりたくないことをやり続けるなんて、そんな苦行できないですよね。
(大人の私だってやりたくないことをやり続けるなんてそう出来ることではないですし。)
では、どうするか。
毎回、「手を洗う」と自分自身で判断させ続けよう
それができないからこの記事書いているのに、どういうことよ。
今まで出来なかったのは、
「やるべきだからやって」というインプットに対しての、
手を洗うという判断です。
理由は何でもいいからとにかく毎回「手を洗う」と判断させ続けようということです。
これを繰り返していくうちに気付いたら習慣になっているだろうと。そう考えました。
「手を洗う」と自ら判断してもらうためのアイデア3選
その1。大好きなぬいぐるみと一緒に。
私「あ!ピカチュウが手の洗い方を教えてほしいって!見せてあげれる!?」
息子「うん!(ピカチュウ持ってダダダーっ!)」
子供は自分が教えてあげるという立場が大好きですから、
その気持りをくすぐると嬉しそうに動いてくれます!
その2。パパより先に。
私「パパ、手を洗うけど、息子はパパのあとに洗う?それとも先?
パパが先に洗っちゃおっかなー!?」
息子「先!ぼくが先!」
私「いいよ!じゃあ一緒に洗いに行こう!?」
息子「(ダダダーっ!)」
「手を洗うか洗わないか」の二択ではなく、
「パパより先に洗うかあとに洗うか」の二択をテンション高く問うことで、
第3の選択肢を思いつかせる暇なく、手洗いに向かわせます。
これは私が営業をやっていた頃に身に着けたスキルですね。笑
その3。パパと一緒に?
私「今日はパパと一緒に洗うー?それとも、一人で洗っちゃう!?」
息子「うーん、パパ!」
私「おっけー!パパね、お願いされたらなんでもやっちゃう。なんでかわかるー?」
息子「大好きだから!」
私「そうだよー。息子はすぐになんでもひとりでやれるようになっちゃうからね。
だから一緒にできる間はなんでも一緒にやっちゃうんだー。よし、洗いに行こ!」
息子「うん!」
甘えん坊モードのときはこれで嬉しそうに手を洗いに行ってくれます。
では、甘えん坊モードではないときはというと。
息子「うーん、ひとりで!」
私「さすが!ひとりで手を洗うって思える息子、かっこいいね!よし、洗いに行こう!」
息子「(ダダダーっ!)」
私「わー、パパ、助かっちゃったよ。ありがとう!」
息子「フフン」
得意げな表情がとてもかわいらしいです。
危険かも!「やる」を決めてもらうときにやらないこと
「手洗ったら、お菓子だよ!」
アンダーマイニング効果という心理学的な言葉があります。
アンダーマイニング効果(アンダーマイニングこうか、英: undermining effect)またはアンダーマイニング現象(アンダーマイニングげんしょう、英: undermining phenomenon)は、内発的に動機づけられた行為に対して、報酬を与えるなどの外発的動機づけを行うことによって、モチベーション(やる気)が低減する現象である。
Wikipediaより
『他者からご褒美をもらうことで、『ご褒美をもらうこと』が目的になり、
ご褒美なしではやる気が出なくなってしまう心理現象』ということですね。
これではせっかく「手を洗う」と自分自身で判断してもらう回数を稼ごうとしているのに、
子供の頭の中では「ご褒美をもらう」と考えてしまうことになりますから、
目的からは遠ざかってしまいますよね。
「手を洗わないと怪獣が食べにくるぞ!」
恐怖のより動機づけですね。
これもアドラー心理学で以下のように言われます。
仮に言うことを聞いたとしても「恐怖から逃れたい」という動機であり、
親子間の信頼関係が損なわれてしまう恐れがある。
イヤです。
もちろん目的が変わってしまうという理由はご褒美と同じですが、
信頼関係が損なわれるのはイヤですからやりません。笑
習慣になるまで何度でもやり続ける
こうした方法で手を変え品を変え、時には複数を組み合わせて、
とにかく自分の意思で「手を洗う」という回数を増やしています。
いつか「習慣」に変わる日を目指して。
きっと手洗い以外にもいろんなことがそういうことなんだと思います。
「あなたは育ちが良さそうねぇ」
というのもきっとそのひとつだと思うのです。
幼少期から当たり前のようにやり続けていたことがふと出てしまう。
そしてその「当たり前」が他の人との違いを生み出す。
今はたかだか手洗い。
いろんな素敵な習慣を息子と一緒に身に付けていきたいなと思います。
みなさんのご家庭ではいかがでしょうか
いかがでしたでしょうか。
我が家の考え方をここまで書いてきました。
皆さんも同じことに悩んだことがあると思います。
是非、先輩、同志の方々でこんな解決策もあったぜというお話があればコメント等いただけると嬉しいです。