育児の悩み

子育てとコンサルって似ている!?その意外な共通点と考え方とは!

子育ては初めてのことなので何をしたら良いのかわからない。
食事をさせて、オムツを替えて、寝かしつけて、やらなければならないTODOは分かった。
だけど、どう接してあげたらいいの?どのように声掛けてあげたらいいの?

初めてのときって全てが手探りで不安しかないですよね。
しかもTODO的なことはいろいろネットを調べれば分かるけど、それ以外のことって意外と情報が手に入らないし、探している時間も全然ない。

私もそんな思いにかられながら子育てをスタートしました。
しかし、しばらく続けていくうちにあることに気が付いたのです。

子育てって自分が長く従事しているコンサルタントという仕事に「考え方」が非常に似ているのではないか?(もちろん全く同じわけではないし、子供の人生の一部を担うという重大さには到底及ばない)

そのことに気が付いた私は、子供と接するなかで発生する多くの問題について、当記事に書く根底の「考え方」をベースに仮説、検証の中身を記録に残すことにしました。

そんな、このブログ全体の根っことなる記事です。

~当ブログの簡単なご紹介~

3年間子育てに真剣に取り組んできて、問題にぶつかるたびに悩み、試行錯誤をやってきて、
職業であるコンサルタントとしての考え方との類似点を多く見つけたもこみっけが、
これまでに悩んだこと、学んだこと、実践してみたこと、気付いたことを書いていくブログです。
一番頑張っているのはもちろん言うまでもなく息子自身ですが、
そんな息子も日々壁に挑み、成長中。あくまで成長の指標として、現在のIQは170とのこと。
ぶつかった壁を赤裸々に書いていくことで、読者の皆さんとの交流を通して、
私の家族も含め、多くの家族にひとつでも多くの笑顔が増えたらいいなと思いながら書いています。

子育て3年、コンサル8年

私はIT系のコンサルタント歴8年、子育て歴3年になります。

コンサルタントとしてもまだまだ修行中の身ではありますが、
規模が大きいプロジェクト、制約事項が多いプロジェクト、クセの強いお客様のいるプロジェクト、
いくつものプロジェクトを通して、苦労しながらもそれなりの経験を積んできたかと思います。

子育てプロジェクトはたった3年目、はじめてのプロジェクトでありド新人ではありますが、
いろいろと考えながら子育てをするなかで、コンサルタントの仕事と子育てって似てるんじゃないか?
と思う機会が多くありました。

それがこのブログを書きはじめてみようと思ったきっかけでもあります。
具体的にどこが似ていて、どこが違うのかというのは個別の記事で触れられればと思いますが、この記事では全体的にどのような点が似ているのかについて書きたいと思います。

考え方に共感いただける方、そうではない方、当然いらっしゃるかと思います。
そんなのは当たり前。子育てに正解なんてそもそもないんですから。

そんななかで、同じ境遇の方々、これから同じ境遇になる方々に少しでもお役に立てれば嬉しいなと思っています。

コンサルタントは問題を解決するのが仕事

たかだがITのいち領域のコンサルタントを8年程度やっただけの人間なので、
「コンサルタント」をひと括りに表現はできませんが、強いて言うなら、

「問題を解決する人」

ということになるでしょうか。

すべての職業が何らかの問題を解決しているのは間違いありませんが、
コンサルタントの場合はその特定の領域において、何が問題かも分からない混沌な状態から、
問題を整理し、課題を具体化し、解決策を提案し、一緒に解決する仕事なのかなと思います。

そして、もしクライアントが本当に必要な答えがクライアントが求めていない答えだったときには、
クライアントが望んでいるかどうかに関わらず提案、納得してもらわないといけない場面もあります。

残念ながら、様々な要因により当初描いた解決策では問題が解決できなくなることもあります。

そんなときはいち早くその状態を察知し、是正を試みなければなりませんし、
もしかしたら結果的に当初解決したかった問題が解決できないこともあるかもしれません。

しかし、そんななかでもクライアントとの信頼関係を構築しなければなりません。
構築できなければなりません。

そんな仕事だからこそ身についたいろいろな考え方や接し方、話し方があります。

3年間、子育てについて悩みながら実践することを繰り返すなかで、
このコンサルタントを長年やったことにより身についた考え方や接し方、伝え方というのが、
それなりに役立つのではと思うようになりました。

それでは、そんなことが似ていて、どんなふうに役立つのかを見ていきたいと思います。

子育てとコンサルタント、似ている点とは

どこまでいっても今そう感じているというお話にすぎません。
もちろん異なった意見をお持ちの方もたくさんいらっしゃるかとは思います。

私も、数年後、また違うことを言っているかも、しれません。

ただし、少なくとも3歳になりたての息子と真剣に相対するなかでは、
似ている場面に多数出くわしてきたというのが実体験となります。

そんな前提をご理解いただきつつ、
似ているなと思う点、それでもここは違うなと思う点をまとめてみようと思います。

◆考え方

  1. 子供(クライアント)を取り巻く個別具体的な環境を理解する
  2. そこにある本人も気づいていない問題を整理し、課題を具体化、解決策を考える

◆接し方

  1. 基本的にはずっと笑顔で接する
  2. 常に子供(クライアント)の考え、感情に共感する
  3. 子供(クライアント)の半歩先を歩く
  4. 子供(クライアント)が意思決定を行えるよう全身全霊を傾ける

◆伝え方

  1. 常に自分の言葉で伝える
  2. 相手が使う言葉を用いて伝える
  3. 仮に子供(クライアント)が間違っていると思えたとしても直接的には否定しない

どう似ているのか?

[考え方①]子供(クライアント)を取り巻く個別具体的な環境を理解する

ITコンサルタントをやっていると、当然正攻法的な考え方というのはありますが、一方で、
ユーザーの業種業態、経営状況、会社規模、予算規模等、会社/担当者の意思、社内の関係性等ありとあらゆる状況に差があり、
その差を理解せずに杓子定規にモノゴトを捉えて、杓子定規に整理して提案してもクライアントには刺さりません。

刺さらないということはその提案が実行されない、あるいは問題が解決できないということを意味し、
自分のコンサルタントとしての価値がないということと同義です。問題を解決するのが存在意義だからです。

一方、子供もまた100人いたら100人違うのだろうと思います。
個々人にも当然先天的な差があり、さらに地域、家庭環境、家庭構成、関わる人たちの性質等ありとあらゆる状況に差があるなかで、
同じだと考えるほうが無理があると思います。

コンサルタントにしろ、子育てにせよ、
まず固定概念に囚われず、自分の経験則にも囚われず、今の相手をフラットに見て、
相手がどういう状況なのか、何をやりたいと思っているのか、何を感じているのか、を見極めないといけません。

少なくともそう思いながら接しなければならないと思っています。

[考え方②]そこにある本人も気づいていない問題を整理し、課題を具体化、解決策を考える

「ドリルが欲しいというお客さんは『ドリル』が欲しいのではなく『穴』が欲しいのである」という有名な話があります。

でも、クライアントはときに「自分はドリルが欲しいのだ」と本気で思っていて、
私に対して「良いドリルを用意してほしい」とご要望を仰ったりします。

それをそのまま鵜呑みにして高級なドリルやコスパのいいドリル、安いドリルを提案したところで、
その先にあるのは目の前のクライアントの満足感だけで本当の問題解決ではありません。

これは比較的にイメージはしやすいのではないでしょうか。

子供は自分の本当の欲求がわからないばかりか、言葉さえうまく表現することができない場合が多いですよね。

そんななかで問題を整理し、課題を具体化、解決策を考えねばならないのです。
少なくとも1対1のコミュニケーションだけを捉えれば超高難易度プロジェクトになります。笑

[接し方①]基本的にはずっと笑顔で接する

もちろん相手に抗議されている場面で笑顔というのはちょっとアレですけれど、
基本的にはずっと笑顔でいることが大切だと思っています。

笑顔の相手には余裕を感じると思います。
余裕を感じる相手には安心できると思います。
安心できれば、話にも耳を傾けてくれます。
困っていることを伝えてみようとも思ってくれると思います。

いつも厳しい顔をしている人に「ちょっとうまく説明できないんだけど、困ってて・・・」なんて相談できる人は多くはありません。

お客様だろうが子供だろうが一緒だと思っています。
子供の思っていることが分からず、子供に伝えたいことが伝わらないのであれば、
何をしたとしても何も意味はないからです。

[接し方②]常に子供(クライアント)の考え、感情に共感する

共感することの何が大切なのかというと、
共感することで相手と同じ場所に立つことができる、という点です。

同じ場所に立つことの何が大事なのか。
以下の例をご紹介しようと思います。

もしあなたが流れの早い川を渡れず困っていたとして、
対岸から「任せろ!こうやって渡るんだよ!」って渡り方を指示されたらどう感じますか?

そして、自分の隣に立って、
「怖いですよね。私も怖かったです。昔はこんな失敗しちゃって大変でしたよ。笑」
「でも大丈夫です。一緒に渡りましょう。」
って言ってくれる人もいます。

どちらをより頼りたいと思えますか?
もう答えるまでもないですよね。笑

子供も一緒だと思うんです。
一方的に大人の目線で指図されるより、今の自分の気持ちを分かってくれて、
一緒にその問題に取り組もうとしてくれている人の話が耳に入ってくるのは当たり前だと思うのです。

ちなみに、飢えている人に「魚を与えるのか」「魚の釣り方を教えるのか」というよく聞く話がありますが、「一緒に渡りましょう」という言葉は「魚を与える」と同じ意味の言葉ではないです。ただ、この話を始めると更に長くなるので、またどこかで触れられればと思います!

[接し方③]子供(クライアント)の半歩先を歩く

コンサルタントとして、自分が得意な領域だからといって専門的なことをあげつらったり、
たくさんの情報を一度に伝えたりしては、それは自己陶酔しているだけで相手は置いてけぼり。
何の解決にもなりません。

相手の半歩先を歩くことではじめて相手は安心してくれるし、
しっかり自分のことだと思って話を聞いてくれて、問題を解決するために一緒に前に進めます。

子供に至っては大人と同じ社会常識のなかにさえ生きてはいません。

急に中身の入ったコップを倒してみる、外で大きな声を出す、走り回る、、
大人が思わず「なんで、そんなことするの!?」「やめて!」と叫びたくなる当たり前のことでも、
よくよく考えてみると子供にとっては全く以て当たり前のことなんかではありません。

そんななかで頭ごなしに怒ってみても、子供はなんで怒られているのかさえよく分からず、
結果、子供は「親が怒るからやめよう」という表面的な理由でしか判断ができないということも招きかねないのではないかと思います。

「それなら結果的にやらないからいいじゃないか!」

そんな声も聞こえてきそうですが、私はこう思っています。

逆に「(何か言ってくるのがおもしろいから)どんどんやっちゃお!」ってことにもなるかもしれませんし、
長い目でみたときに「人の言うとおりにしておこう」という理由でしか決められない性質が身についてしまうかも、しれません。

子供とはずっと一緒にいてあげられるわけではありませんから、
私は子供には自分の目で見て、聞いて、感じて、考えて判断できる人になってほしいと願っています。

そんなわけで私は子供がイメージできない、覚えていられないことを一方的に伝えるのではなく、
まずは相手の思っていることを感じて、その半歩先を歩き、そして示すという姿勢で臨みたいと思っています。

こうする姿勢が子供に対して安心感を与え、話に耳を傾けてくれて、
一緒に問題を解決してくれることに繋がると思いながら、実践しています。

[接し方④]子供(クライアント)が意思決定を行えるよう全身全霊を傾ける

私がこれがいいよと言ったからという理由でなされた意思決定と、
最終的に相手が自分で納得し、自分で導いた意思決定と、
同じ意思決定だとしてどういう違いがあるでしょうか。

社内での調整力に違いが出るので、容易に方針が覆ります。

「取締役会がOKを出してくれなかったんだ・・・」

私がこれがいいよと伝えたことを鵜呑みにして、そのまま社内を調整しようとした場合、
上長が納得できるまで辛抱強く説明することができず、簡単に諦めてしまいます。

一方、自分の意思決定であれば「どうすればOKもらえるのか」を真剣に考え、
根気よく調整を行うことができる傾向にあるように感じています。

もちろん私の提案は正しいはずだと考えてくれるのは、
全幅の信頼を置いてくれてるということなので嬉しいです

ですが、私の仕事は問題解決ですから、
結果的に問題が解決できないのであれば意味がありません。

私は、子供にも「ただ私の指示に従えばいいんだ」と思ったことはありません。

言われたとおりにやってうまくいかなかったとき、子供はすぐに諦めてしまうかもしれません。
いろんな大人にいろんなことを言われ、頭の中が混乱してしまうかもしれません。

子供ととことん話し、子供が感じたこと、考えたことを理解しようと全力で耳を傾け、
子供が子供の意志で「これをやってみよう」と思えるまで辛抱強く向き合います。

その場はすごく時間がかかりますが、
ここまで似ていると思えるコンサルティングと子育てですから、
きっと意味のあることだと信じています。

[伝え方①]常に自分の言葉で伝える

数年間の経験を通して、これが意外と大事だということに気付かされました。

そうすることで一緒に問題を解決しているという一体感が生まれ、
お互いの意見に対して素直に意見をぶつけ合い、問題に対してよりよい解答が見つけられるからです。

言い繕ったそれっぽい言葉、あるいは頭が良さそうなだけの言葉では相手も腹を割ってご自身の考えや持っている情報を損得なしに開示してはくれないことが多いです。
見えない情報があるというだけで問題を解決する難易度は上がります。

みなさんも日々生活するなかで「この人、もっともらしいことを言っているけど、嘘ついてるな」と感じたことはありませんか?いわゆる、「胡散臭そう・・・」というやつです。
そう感じる場面が多い相手に対して心を開こうと思うでしょうか。

子供に対しても一般常識やどこかから借りてきた言葉で飾り立てて話すよりも、
私自身が様々な情報を咀嚼して、考えた、私自身の言葉で話し続けることが、
子供と本当の意味で心を通わせ、お互いに成長しながら歩むことに繋がると思っています。

[伝え方②]相手が使う言葉を用いて伝える

上でも少し触れましたが、自分の経験を活かして専門用語を並べ立てることは経験を積めば誰にでもできます。
ただ、相手の前提を理解せずに専門用語を並べ立てても結果的にうまくいかないことが多々あります。

クライアントの理解を十分に得られないままプロジェクトを進めてしまうと、
クライアント自身で状況を正しく把握できないため、新たに発生している問題に気付くのが遅れてしまうことがあるのです。

気付いたときには何かを妥協しなければならない状況になっていたり、
調整するためにより多くのエネルギーが必要になってしまったりします。

それを避けるために有効なのは、「相手の言葉を使う」という手段です。

まず相手の言葉に耳を傾け、どんな言葉をより多く使うのか、
どんな感情のときにどんな言葉を使うのかについてよく観察します。

そして、何か伝えたいとき、その言葉たちを用いて説明します。

心理学にミラーリング効果という考え方がありますが、
それと考え方としては似ているのではないかと思います。

相手の言動を真似れば、相手との距離感は自然と縮まります。
この人は自分のことを分かってくれていると感じてくれるのです。

自分のこと分かってくれていると思っている相手からの言葉は伝わりますよね。
子供も同じではないかと思っています。

親が何度も言いきかせたり、怒ったり、叱ったりすれば、子供は言うことを聞いてくれるとは思いますが、
私は、子供には「パパが怒るから」という動機づけで行動するような人生を歩んでほしくありません。

もちろんこれにもいろいろな考え方がありますし、何が良い悪いということではありませんが、
「親が」「周囲の人が」何かを言わないと進む方向が分からないではなく、自らの意思で歩んで欲しいと願っています。

これも繰り返しですね。笑

でも子供は語彙力がそもそも多くはありません。
表現したいことを伝えるための言葉を持っていないかもしれません。

だから日々、子供が理解できる言葉を増やし、子供が理解できる言葉を知り、子供の言葉を聞き、
子供が理解できる言葉で丁寧に説明したいと考えています。

多くの育児書で見る「読み聞かせは大事!」っていう言葉。
いろんな効果があると思いますが、この点においても大事だと思っています。

多くの本を読み聞かせれば、お互いに使える共通の言葉や、
同じ言葉で思い浮かべることの出来るシーンがどんどん増えていきますから。

[伝え方③]仮に子供(クライアント)が間違っていると思えたとしても直接的には否定しない

まず誰だって否定されたら嬉しくありませんよね。
でもいろんなプロジェクトを経験すれば、ある程度は「その考え方は危ない」というのも分かってしまったりします。

そんなときは「それじゃダメです」とは言いません。
そのように言ってしまうと「は?なんでだよ。だってこうじゃないか。」と反発されることが多いですし、
そもそも私が見えていない前提、制約があり、それが今回の場合は正しいという場合だって可能性としてはあります。

そんなときによく使う手としては、
自分の過去の失敗談としてその判断の先に起こりうることを話したうえで、
今回、相手の今の考え方が適切である理由を率先して探そうとすることです。

つまり、こうですね。

  • 相手には、その考え方をして失敗する未来をイメージしてもらう
  • 自分は、相手が正しいという前提で正しい理由を全力で探す

そうすると相手も一緒に考えてくれるので、お互いが納得できる答えが見つかるのです。

ときには本当に前提が違って、今回はその考え方が正しいということもありますし、
その失敗談のようになってしまいそうだということが納得できて、違う道を探すこともあります。

子供の場合は、想像できる未来の選択肢が多くありませんから、失敗談が有効な場面は多くありませんが、あなたが正しいのであるという前提で話を進めてみると、どこかで変なことになるので、子供が「あれ?それ、違うよ?」って私に指摘してくれたりします。笑

そしたら「え、じゃあどうしよう!?」と伝えると自ら気付くこともありますし、
「あ、じゃあ、こうするのはどう!?」と伝えると「うーん(考え中)、うん!」と元気に答えてくれたりします。

そんなときの子供の晴れ晴れとした顔はとても愛らしく、頼もしく感じたりします。

そうは言っても全てが同じではないし、子育てはとにかく難易度が高い!

ここまで今まで従事してきたコンサルタントの仕事と子育ての類似点をまとめましたが、
だからといって今までの経験を活かして子育ては簡単だぜ!なんて口が裂けても言えません。

子育ては遥かに難易度の高いプロジェクトだなと日々感じて四苦八苦しています。苦笑

まず、コンサルタントとしてはどんなに自分事として問題の解決に挑んだとしても、
どこまでいっても外部の人間なので状況を客観的に見つめることができます。

しかし子育て、少なくとも幼少期の子育ては、自分自身が主要な登場人物になります。

私自身が子供を取り巻く環境の一部であるため、問題点を客観視しづらいですし、
考えた結果、「自分の○○が問題だ!」「今後、自分の○○が問題になるぞ!」となることだってザラにあります。

頭で分かってはいても大きな声を出してしまったり、不機嫌な雰囲気を出してしまって、
保育園に送っていった帰り道に自分自身の不甲斐なさに頭を抱えることも日常茶飯事です。

だからこそ、このブログを通して、
自分の考えを整理し、実践した結果、失敗、気付きを残すことで、
常に自分の子育てを客観視できる環境を作ろうと思い立ったのでした。

そしてこのブログが今同じ悩みを抱える方々やこれから同じ悩みにぶつかる方々との接点となり、
私と同じ男親、そして子供、奥様、大きく言えば将来の日本にほんの少しだけでも笑顔が増えればいいなと、思います!!

まとめ

コンサルタントと子育てって、意外にもこんなところで似ているなと思います。

◆考え方

  1. 子供(クライアント)を取り巻く個別具体的な環境を理解する
  2. そこにある本人も気づいていない問題を整理し、課題を具体化、解決策を考える

◆接する姿勢

  1. 基本的にはずっと笑顔で接する
  2. 常に子供(クライアント)の考え、感情に共感する
  3. 子供(クライアント)の半歩先を歩く
  4. 子供(クライアント)が意思決定を行えるよう全身全霊を傾ける

◆伝え方

  1. 常に自分の言葉で伝える
  2. 相手が使う言葉を用いて伝える
  3. 仮に子供(クライアント)が間違っていると思えたとしても直接的には否定しない

ですが、一方で明確な違いもあります。

◆コンサルタントと子育ての違い(だって人間だもの)

  • 親自身が子供の環境を取り巻く主要な登場人物なため、状況の客観視が難しい!

親だって人間です。イライラもします。つい、声が大きくなってしまいます。頭でわかっていても実際に行動できないときだってあります。

それでもいいと思うんです。子供は大人と同じ社会常識のなかには生きていないのですからイライラしてしまうのは当然です。だって大人同士だって同じ社会常識のなかにいない他者と相容れることは容易いことではありませんから。

それでも親は子供の未来が少しでも明るいものになるよう、全身全霊を掛けて相対さなければならないのです。憲法上は「義務」かもしれませんけど、多くの親は「義務」になんてこれっぽっちも感じていないはず。子供の未来のために望んでやっているはずなんです。

だけど、ときにはやっぱりイライラはしてしまうんです。「どうにも感情がコントロールできていないな」「このままじゃダメだ」って思ったときには数十分だけでもその場を離れてみてもいいと思うんです。少し冷静になれば、きっと「こうしたらよかった・・・。」って気付くはず。だって、普段からたくさん悩み、考えているんですから。

そんなときは伝家の宝刀を抜きましょう。
子供のもとに戻って、そっと抱きしめて、笑顔で「大好きだよ!」。

1回話しても分かってもらえず、10回話しても分かってもらえず、100回話しても分かってもらえなくても、その間に接し方をつい間違ってしまっても、その一言でチャラです。笑

また、子供と一緒に成長する楽しい子育てを続けるだけですね!



※子供のもとを少しの間でも離れるときは子供の安全が確保できる声が必ず届く部屋、空間にいてもらいましょう!(数分ともたない現実も・・・苦笑。多くの場合は奥様とバトンタッチ、ですかね。笑)