ごはんを食べ始めてしばらくすると飽きてしまうのか、
椅子の上に立ってしまうということってありませんか?
踊ってみたり、こっちに移ってこようとしたり。。
うちの息子は2歳の途中くらいから子供用の椅子の上に立ってしまうようになりました。
3歳になったばかりの息子は今はもう立ちません。
何度も何度も叱ったわけではありません。
強引に座らせ続けたわけでもありません。
この方法で息子本人の意思で座らなくなったのです。
もし、解決策が見つからず困っているパパ/ママがいらっしゃったら試してみてください!
~当ブログの簡単なご紹介~ 3年間子育てに真剣に取り組んできて、問題にぶつかるたびに悩み、試行錯誤をやってきて、 職業であるコンサルタントとしての考え方との類似点を多く見つけたもこみっけが、 これまでに悩んだこと、学んだこと、実践してみたこと、気付いたことを書いていくブログです。
一番頑張っているのはもちろん言うまでもなく息子自身ですが、
そんな息子も日々壁に挑み、成長中。あくまで成長の指標として、現在のIQは170とのこと。
ぶつかった壁を赤裸々に書いていくことで、読者の皆さんとの交流を通して、 私の家族も含め、多くの家族にひとつでも多くの笑顔が増えたらいいなと思いながら書いています。
この記事はこんな同志に読んでほしい!
- 子供が食事中に椅子の上に立ってしまう
- やめてほしいときにどう声掛けしたらいいんだろう・・・
- 何度言ってもやめず、ついつい怒ってしまうのをやめたい・・・
一向に効果を見せない声掛け
我が家の子供用の椅子は座面が小さく、身動き取れないように狭くなっているので、
少しバランスを崩したら躓いて落ちてしまいそうでヒヤヒヤ。
形としては一般的な子供用の椅子だと思います。
以下の2点の観点でやめさせないといけない状況でした。
- ただただ危ない
- 常識的に食事中に椅子の上に立つのはよくない
しばらくの間、こんなふうに声掛けを続けましたが、一向にやめる気配がありません。
「危ないから座ろうね」
「立ったら危ないよ」
「食事中は座ろう」
「パパもママも食事中はずっと座っているでしょう?だから座ろう?」
「(椅子の注意書きシールを一緒に見ながら)立つのは☓って書いてあるね。」
もう本当に全く効果がありません。
半年くらい、そんな状態が続き、親はイライラ。。
終いには立つたびに子供の後ろまで行って抱えて座らせるということを繰り返す始末です。
当然子供には反発されます。そしてまたイライラ。
解決方法の種を見つける
ある日、てぃ先生のYouTubeを観ていて、
「自分が叩かれたらどう思う?」「相手はどう感じると思う?」を未就学児に言っても理解できないという動画に出会いました。
てぃ先生が仰ることを要約するとこのような内容でした。
・「相手の気持ちになる」ということが本当の意味で出来るようになるのは中学生くらい
Youtube: https://youtu.be/WPSB7guVd4A
・そう聞かれたときに「嫌な気持ちになる」と答えるのは「嫌な気持ちになるよね」と教えられているから
・効果的なのは自分が大切な「パパ/ママが叩かれたらどう思う?」と問い掛けること
※パパ/ママの気持ちが分かるのではなく、パパ/ママが叩かれたときの自分の嫌な気持ちがわかる
これを流用させていただくアイデアが思いつきました。
考えられるアプローチとしては2つ。
- パパ/ママが椅子の上に立って落ちたときにとても痛がっていたらどう思う?
- もしあなたが落ちて病院に連れていかなければならなくなったとき、パパとママは怖くて泣いてしまうと思う。パパ/ママはそんな思いをしたくないからやめてもらえない?
両方とも、パパ/ママが立たされた状況を見たあなたはどう思うのかと問い掛ける内容です。
どちらの手法を試すか考え、②の作戦を取ることにしました。
なぜなら、その時点で息子は椅子から落ちたことがないので、落ちたときの痛さを想像できないと思ったからです。
実際に問いかけた結果
なんと驚くべきことが起こりました。
初めて伝えたとき、立ったまましばらくの間じっと考えていた息子。
体感10秒くらいはじっと立っていたと思います。
これは何かをイメージしているなと思ったのでこちらもじっと黙って待っていました。
表情はそのときの怖さを想像しながら神妙な表情をしていました。
すると、、
ゆっくり座ったんです!
しかも表情がなんとも気まずそうな苦いものを食べたときのような表情。
ここぞとばかりに喜び、「本当にありがとう!」と抱きしめました。
でも習慣化まではもうひと山
では、その一回の出来事で立たなくなったかと言うと当然そんなことはありません。
食べることに飽きてくると楽しそうに立って踊ったりします。
このときに思いついたアクションは3つです。
- この前、言ったじゃん!立たないで!?
- (初めてのときと同じことをもう一度言う)
- (怖さに耐えている表情で)この前のお話、覚えてるかな・・・?
①は当時の出来事を思い出す前に拒絶反応をされる可能性があったのでやめました。
②と③で悩みましたが、最終的には③を選択。
なぜか。
②だと良くて同じ結果を得られるのみ、悪いと当時と違う反応が返ってきてしまい、
この作戦にその先がなくなってしまうリスクを感じました。
多くのことは結構同じテンションで(怒りを出さずに)言葉を少し変えながら何度も何度も伝えたりもしますが、
今回の場合は、初めてのときに息子のなかに沸き起こった感情こそがポイントだと思いましたので、③で思い出してもらうことにしたのです。
③であれば、思い出せなかったときは②と同じようにもう一度語り掛けることもできますし。
すると、効果てきめん。
しばらく考えたあと、ゆっくり座ったのです。
やはり方向性は間違っていないと感じた私は、
ちょっとした拍子に息子が立ってしまうたびに、怯えた表情をしたり、
覚えてるよね、と優しい口調で添えることを繰り返しました。
それを繰り返すうちに気付くと食事中に椅子の上に立つという行動はなくなったのです!
まとめ
解決の種となった情報
・「相手の気持ちになる」ということが本当の意味で出来るようになるのは中学生くらい
Youtube: https://youtu.be/WPSB7guVd4A
・そう聞かれたときに「嫌な気持ちになる」と答えるのは「嫌な気持ちになるよね」と教えられているから
・効果的なのは自分が大切な「パパ/ママが叩かれたらどう思う?」と問い掛けること
※パパ/ママの気持ちが分かるのではなく、パパ/ママが叩かれたときの自分の嫌な気持ちがわかる
今回実施したアクション
- もしあなたが落ちて病院に連れていかなければならなくなったとき、パパとママは怖くて泣いてしまうと思う。パパ/ママはそんな思いをしたくないからやめてもらえない?
- (怖さに耐えている表情で)この前のお話、覚えてるかな・・・?
これだけが正解ではないと思います。
お子さんの特性によって合う合わないもあると思います。
ただ、成功事例の一つとして、
同じ問題に直面しているパパ/ママの参考になったら嬉しいです!
※参考動画