お子さんは「ありがとう」って言ってくれますか?
我が家はなかなか言ってくれず、「ありがとうは!?」など、ちょっと強めに求めてしまうこともありました。
でも、この強引に「言わせる」という方法について、本記事で触れているような懸念があるように思い、求めなくても言ってくれるようになる方法を模索しました。
私も現在進行系新米パパなので、まだ仮説検証中の話なのですが、皆さんのご参考にしていただくとともに、コメント等で皆さんのご家庭での取り組みをご共有いただけると嬉しいです。
この方法が功を奏せば、自発的に「ありがとう」と言ってくれるようになるし、また家庭の雰囲気もよくなること間違いなしです!
~当ブログの簡単なご紹介~ 3年間子育てに真剣に取り組んできて、問題にぶつかるたびに悩み、試行錯誤をやってきて、 職業であるコンサルタントとしての考え方との類似点を多く見つけたもこみっけが、 これまでに悩んだこと、学んだこと、実践してみたこと、気付いたことを書いていくブログです。
一番頑張っているのはもちろん言うまでもなく息子自身ですが、
そんな息子も日々壁に挑み、成長中。あくまで成長の指標として、現在のIQは170とのこと。
ぶつかった壁を赤裸々に書いていくことで、読者の皆さんとの交流を通して、 私の家族も含め、多くの家族にひとつでも多くの笑顔が増えたらいいなと思いながら書いています。
この記事はこんな同志に読んでほしい!
- 子供が自発的にお礼を言ってくれない!
- ついつい「ありがとうは!?」と強く求めてしまう・・・
今朝、自発的に「ありがとう」って言ってくれた!
本当に今朝のこと。
いつもどおり、朝食を作って息子の前に持っていった。
「どうぞ!」と渡してキッチンに戻ろうとすると、
ふと耳に何かの音が入ってきた。
「あいあお」とモニョモニョとした音。
お?ひょっとして「ありがとう」か?
すぐに振り返って確認したい欲求に耐えながら、圧力を掛けないように、
自然なペースで「今、もしかしてありがとうって言ってくれたの?」
と聞いてみました。
すると、コクリとうなずく息子。
とてもうれしくて、思わず食事中の息子を抱きしめてしまいました。
「ありがとうって言ってくれて、パパもとても嬉しいよ!ありがとー!」
でも、まだまだそれが恒常化されるとは限りません。
ただ、少し意図を持って試していることがあった矢先なので、
取り組んできたことを共有したいと思います。
実は危険!?「ありがとう」と言ってほしくてついやってしまう行動
息子はまだ3歳になったばかり。
お礼や謝罪、挨拶が自発的に言えないからってどうということはないと思っていますが、
ただ、息子は言葉がそれなりに多いほうなので、つい求めたくなってしまうのも親の性。。
そこで気付いたら妻も私も、ありがとうと言ってほしいときに、
こんな会話をするようになっていたのです。
「どうぞ。…どうぞ?」
「あれー?そういうときなんて言うんだっけー?」
“What is the magic word you can say when you get it?”
※別の理由でときたま英語で話しかけてる
これを言うと、ボソボソと「ありがと!」と言ってくれるのです。
そうやって言わせていけばいつか習慣化するかと何も考えずに続けていたのですが、
このまま続けてていいのかとふと思い始めました。
最大の懸念は、あまりに催促しすぎて、
誰か別のお友達にその催促をやりかねないなという点でした。
子供はとにかく観察力とコピー能力の鬼なので、すぐにマネしますよね。
マネされた結果、保育園の先生から聞くエピソードトークで少し赤面した覚えがある方もいらっしゃると思います。
「ありがとう」と言えるようになってほしいだけなのに、
「ありがとうって言って」という行動をコピーされたんじゃ、本末転倒。
たまったもんじゃないですよね。笑
そこに思い至って、冷や汗をかいたのが2週間前くらいでしょうか。
逆転の発想!子供の能力を逆手に取った解決策!?
そこで少し立ち止まって状況を見てみました。
催促してきちんと適切な反応ができるということは、こういうことだろうと。
- 催促すると言うってことは言うタイミングと内容は分かっている
- 分かっているけど言わないということは何かが障壁になっている
②の何が障壁になっているのかはまだわかりません。
でも①で言うべき言葉と言うべきタイミングが分かっているのであれば、
あとはコピーしてもらえばいいのではないか、と。
なにせ、相手は観察力、コピー能力の鬼なのですから。笑
そこで、さっそく妻と相談しました。
- 我々(妻と私)の間の日々の会話で、細かいことでも大げさに楽しそうにやってみせない?
もともと会話は多い方で、ちゃんとお礼や挨拶などはしているほうだとは思うんですが、
大きなイベントごとのときはさておき、日々の些細なお礼などは多少おざなりなのも事実。。
この方針に反対があるわけもなく、いざ初めて「ありがとう」というタイミングで、
両手を広げてミュージカル風に「あーりーがーとぉ~~~!!!」とやってみました。笑
妻もノッてくれて、「どーいたしまーしーてぇ~~~!!!」と返してくれます。
初めてのときはふたりで大爆笑。
毎回は鬱陶しいのでバランスは取らないとですが、
少なくとも明確に「ありがとう」「どういたしまして」と相手に伝えるということを徹底しました。
もう我々としてもお礼を言える小さなチャンスをどれだけ見つけられるかのゲームです。笑
実は王道の解決策?
「学ぶ」は「真似ぶ」だということはいろんなところで言われていますよね。
楽しそうなことをマネたいと思うのは子供としても当たり前の感情だろうと思い、
ここ2週間はそんなことを続けています。
そこで今朝出た自発的な「あいあお」!
ついに聞いた「あいあお」!聞き逃さなくて本当に良かった!
その2週間の間、お礼を言ってもらえない期間、
やり方を間違えていたらどうしようと、
もしこれで言わないことが息子のなかで正という状況が作られたらどうしようと、
なかなかに不安だったのですが、少し光明が見えた気がしています。
このあと息子がどのような行動をしてくれるかについては、
経過を継続的に見て、またブログを更新したいと思います。
ただ、
このアクション、よくよく考えると夫婦間の関係性としても、
家庭の雰囲気としても、良いことしかしかないですよね。笑
息子が「自発的に言えない障壁」が何かをまだ捉えられてはいないので、
結果、もともと解決したかったことが解決しきれるかはまだ未知数です。
でも、これで解決できたらめっけもん。
誰も何も我慢することなく、お遊び感覚で家庭内の会話を楽しむだけで、
息子がまた一段大きくなってくれるかもしれないのですから。
もし、他の皆さんも、こんな解決策あるんじゃないか、あったよというような話があれば、
是非共有いただけると大変嬉しいです!